勃起不全・勃起力低下・精力・性欲減退と対処法

◆ED(勃起不全・勃起障害)とは

勃起不全(勃起障害)とは、「正常な勃起が得られず、また維持できないために、満足な性交が行えない状態」をいいます。以前には「インポテンツ」という言葉で表現されてきましたが、現在はED(Erectile Dysfunction)という言葉の方が、一般的になりつつあります。

勃起不全の定義として、「十分な勃起力を得られず、中折れなどで射精まで至ることができない回数が一定の割合以上のもの」を勃起不全とする定義もあります。

「性交のチャンスの75%以上で、勃起が不十分なために挿入が困難なもの」・・・つまり、性交時に十分に勃起した状態にならないため、4回チャレンジしたところ、そのうち3回が中折れなどで射精まで至らず、1回しか性交できない状況を勃起不全とする、こんな定義もあります。

勃起不全・勃起障害の患者さんは、日本では約900万人以上、米国では約3,000万人以上と推計されています。40歳代の40%、50歳代の50%、60歳代の60%、70歳代の70%がED(勃起不全)の症状を抱えているといわれています。

近年では、年齢にかかわり無く、勃起不全で悩む人は増加の一途をたどっています。勃起不全の原因としては、糖尿病、腎不全、心血管障害、高血圧、喫煙、神経系疾患、うつ病治療薬の内服、ホルモンバランスの異常、不安障害、過度のストレスなどがあります。

勃起不全・勃起障害の具体的な症状

○やる気もないし、立たない…
○やる気はあるが、立たない
○SEXの最中に途中で萎える(中折れ)
○最近、朝立ちをしない…

更年期障害と男性ホルモン(テストステロン)分泌低下による勃起不全

男性にも更年期障害というものがあります。

1. 近ごろどうも体調がすぐれない。
2. 仕事をはじめ何をやるにも意欲がわかない。
3. 性生活が思わしくない。

こんな悩みを抱えている中高年者が多いのではないでしょうか。
40〜50代にかけて男性ホルモン「テストステロン」の量が減少してくると、意欲がなくなり、性欲も低下して勃起機能も落ちてきます。精力減退という状態です。これが進行すると勃起不全・勃起障害につながります。

精巣は精子をつくる臓器であると同時に、男性ホルモンのひとつであり、性欲と性機能をつかさどるホルモンである「テストステロン」の合成も行っています。

まず、ペニスを勃起させるには、大脳の視床下部からの性的衝動を起こさせる指令が必要になります。 この視床下部への刺激物質がテストステロンでありテストステロン濃度の増量は性的衝動には必要不可欠です。

テストステロンの一番重要な働きは男性の性欲と性機能を高めることです。
加齢などにより体内のテストステロンの濃度が減少すると、性機能が衰えるばかりでなく、勃起不全の原因になってしまいます。

テストステロンの増加に効果があるとされるハーブは、「トンカットアリ」「朝鮮人参」「トリブラス」「ムイラプアマ」「ホーニーゴーウィート」などが有名です。

精子の減少、運動能力低下による勃起不全・性欲減退

性欲減退の原因のひとつに、精子が少ない、精子の運動能力が低下しているということが考えられます。

精子生成に不可欠な栄養素が亜鉛です。

亜鉛は「セックスミネラル」といわれ、特に男性の生殖器官と深い関わりがあり、精液中には高濃度の亜鉛が含まれていることがわかっています。また、テストステロンなどの重要なホルモンの生成やその働きに深く関与しています。

アメリカの研究では、精液中の亜鉛の濃度が低下すると、精子の数が減少するだけでなく、精子の運動量も少なくなり、反対に亜鉛の濃度が高まると精子の数は増え、精子の運動量も増すことが確認されています。

しかし亜鉛は、人にとってもっとも不足しやすい栄養素のひとつといわれています。亜鉛不足が精子の減少につながり、またホルモンの働きが弱まるために、精液は濃度が薄くなり、精子の運動能力も弱まるので、生殖能力そのものが危機にさらされることになります。また、性欲が著しく減少したり、勃起不全を起こして性交渉不能に陥る原因になります。

亜鉛を多く含む食品には、カキ、かずのこ、牛レバー、羊肉、玄米、納豆などがあります。この他にも多くありますが、人によっては食べることが出来ない食品も多いはずです。

また亜鉛の1日の必要摂取量は15mgといわれているので、カキを食べて亜鉛を摂取するとなると、1日100g以上食べないといけません。効率よく亜鉛を摂取するには、やはりサプリメントなどで補うのが効果的です。


そしてもう一つ重要な栄養素が「アルギニン」

アルギニンは成人では非必須アミノ酸で、体の中でつくられますが、健康で活動的な体を維持するためにはそれでは足りなくて、ある程度の量を食物(タンパク質に含まれています)などから摂取する必要があるといわれています。30歳を過ぎると、脳下垂体からのアルギニンの分泌が完全に停止するので、食事やサプリメントで摂取する必要があります。

アルギニンの働きを一言でいいますと、わたしたちの健康を維持し、老化を防ぎ、老化病や生活習慣病などの病気になるのを防ぎ、外敵(病原菌など)やがんから体を守ります。

そしてアルギニンは、男性の生殖細胞の70%以上、男性精液の約80%を占めており、また精子形成と精子の運動性を維持強化する働きもあるといわれています。成人男性のアルギニンの必要量は非常に多く、その欠乏症は性障害や不妊症につながるおそれがあります。アルギニンは射精後の疲労をいち早く解消し、勃起力をよみがえらせる効果もあります。

アルギニンを多く含むハーブとして有名なのが「マカ」。マカには、アルギニンの他にも亜鉛など、精力増強にに重要なミネラルが多く含まれています。この事がマカが精力増強食品、天然のバイアグラと言われ世界中で愛用されている所以でしょう。

精神的ストレス、緊張などの心因的要因による勃起不全

血中の男性ホルモン量は正常なのに、どうしても完全な勃起状態にならない(勃起不能)、あるいは、勃起しても行為の途中で萎えてしまう(勃起不全)、という方は心因性の要因による勃起不全かもしれません。これらは、精神的ストレスや極度の緊張による心因性勃起不全、または、糖尿病などの生活習慣病によるもの、加齢による老年性勃起不全等が考えられます。

ストレスが多いとうつ化の傾向を示し、脳の代謝が低下して性行動が衰え、性欲減退や勃起不全につながることがわかっています。

ストレスの多い仕事や偏った食事、運動不足に睡眠不足。このような生活をできるだけ改善し、心身共にリラックスする時間を持つよう、心がけましょう。脳の代謝が活発になると精力の回復が見られるそうです。

また、血液の循環が悪くなると、脳の機能が停滞してしまい、食欲、精力などの低下に影響を及ぼしたりします。脳の機能を活発にして、血行促進を試してみるのもいいかもしれません。サプリメントなどでの解決策としては、勃起中枢神経を刺激するものを試してみることも効果が期待できるかもしれません。

勃起力・精力増強の関連ページ